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怖い話
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食器は一枚多く
私が結婚したばかりの頃の話なので、もう十年以上昔の話になります。私は関西の出身で、夫は東北出身。東京で出会って職場結婚しました。お互い実家が遠いので、お盆休みは…
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蠢く島たち
私が十歳の頃の話をしましょうか。あれは秋のことでした。父の仕事の都合で夏休みに旅行に行けなかった私は、秋の三連休を使って二泊三日の旅行に出掛けました。…
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キャンプ場の怪異
大学4年生の夏休み、友達のマリとナツミと一緒に旅行に行きました。車で3時間くらいのところにある、山の中に作られたコテージのある小規模のキャンプ施設です。…
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「あなただけは絶対に許せない。」
「あなただけは絶対に許せない。そう書かれた手紙が自宅のポストに入っていた。夜ご飯を調達しにコンビニへ行った帰りに発見したものだ。手紙の差出人は不明で、どういう…
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子捨て山
私が子供の頃…今から随分前の話になりますね。小学4年生くらいだったと思います。夏休みに親戚の家に泊まりに行ったことがあるんです。その場所はさすがに言えません…
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お子さまランチ
「お子さまランチをひとつ」 メニューに顔を向けたままぼそりと呟くように言うと、若い茶髪のウエイトレスは明るい声で復唱してから、ふと何かに気づいたように気配をと…
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きみになりたい
僕には弟がいたらしい。双子の弟だ。らしい、というのは、弟に関する記憶を僕が何も持ち合わせていないから。産まれたあとすぐに死んでしまったのだ、と父さんが言ってい…